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　「仮面うつ病」と呼ばれるうつ病がある。

これは肩こりや頭痛、体の痛みなど身体的な症状が精神的症状より先に現れて、後にうつ症状が伴うケースだ。

原因は内因性の場合と反応性の場合があり、治療にはそれぞれを考慮に入れた方法が取られる。

さらにうつ状態とその反対の躁状態が1ヶ月から数ヶ月の周期で交替に起きる「躁うつ病」もある。

いづれにせよ、何らかのうつ症状が現れている状態を「抑うつ状態」と呼んでいる。

また､単極性うつ病（大うつ病）や躁うつ病（双極性うつ病）にかかっている方の約１５％がなってしまうと言われる妄想や幻覚を伴う「精神病性うつ病」や、過食・過眠・対人関係の拒絶に対する過敏等の症状で、他のうつ病よりも治り難いといわれている「非定型うつ病」などがあり、また、非定型うつ病に近い症状には、日光の季節的変化に起因したものと思われる「季節型障害」もある。