ミクターズ社は1753年に設立された、アメリカ最古の蒸留所。アメリカ独立宣言よりも23年前に創業され、独立戦争時には兵士たちも飲んでいたウイスキーです。
設立当初から「コスト度外視」をモットーとし、品質のためなら高品質な原材料を使用し、手間のかかる製造法を採用していました。
1989年、アメリカのウイスキー業界全体の長引く不況により姿を消しましたが、20数年の時を経てケンタッキー州のルイビルに復活。ミクターズ社のモットーは現在も継承されています。
原材料は最高のものを厳選するのはもちろんのこと、貯蔵樽の内面は2段階に分けて焦がし、ウイスキーの風味を深めています。 樽内の原酒は業界基準より低いアルコール度数で貯蔵。 より多数の樽が必要となりますが、ボトリング時の加水の割合が減るため、より濃厚な味わいとなります。 また、光熱費もかさみ蒸発量も増えますが、熟成庫を加熱し、原酒の熟成を促しています。 手間を惜しまず採算も度外視し、品質の高い優美な味わいのバーボンを生み出しています。
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