imju(イミュ) オペラ R リップティント (ティントオイルルージュ) N #11 フィグ

Sitka 4
　2009年発売の古い機種。とはいえ家庭用ミシンに技術革新はなく、最新モデルとの差はごくごくわずかのため、このモデルでも困らない。当初はネット販売不可で希望小売価格は23万円程度だった。現在はネット販売可のオープンプライスだが、価格を公開しているところは少ない。だいたい当初の価格の３割弱がネット通販の、半分弱程度が店頭対面販売の相場のようである。後続機（後継機ではない）としてネット販売不可のHZL-FQ65というモデルもあり、ほとんど同じ（上部カバーが赤紫になった他は、F600JPでオプションの直線用針板が標準装備という程度の違い）で、価格差もわずかである。後継機は同じボディ筐体と操作パネルを流用するHZL-EX7(2015年発売）で、モーターがパワーアップしたり直線用針板が内蔵タイプになったりするなどの改良が加えられているが、ビッグマイナー程度の相違なのに定価は32万円もする店頭対面販売限定品である。後継機は高価であるから、旧モデルであるF600JPも激安で継続販売されているのである。　本機には豊富な付属品が添付されており、お買い得感が高い。数多くの押さえ金が付属しており、追加で特殊な押さえ金を買う必要性は最小限である。大型テーブルと受け金リフト用のニーレバー、縫いと糸切りのダブルファンクションフットスイッチ、センサー付きボタンホールアタッチメント、ハードカバーが付属する。　さて、本機の基本性能であるが、直線縫いは完全にまっすぐにならず、きれいではない（職業ミシンには全く及ばない）。縫い始めで裏糸が「鳥の巣」を作りやすい（特に自動糸切りで使った場合は顕著）。同じく縫い始めは糸調子が安定しない。ピタリと停止できず、１針余計に縫う感じである。動作音は極めて静かであるが、最高速度はさほど速くはなく、モーターのパワーも今ひとつだから、本格的な厚物縫いは無理である。模様パターンは200種以上もあり、これに関する不満はないだろう。縫い品位はそこそこで、多機能と利便性を追求したモデルと言える。　現行の本機の筐体には２種類あり、EX7用太巻き糸立て台を設置できるスクリューホールがあるものと無いものがある（初期型はすべて無し）。どちらかを選んで買うことはできない（開封しなければわからない）。このためJUKIのウェブサイトでは、糸立て台はFシリーズには適合しないことになっている（実際は適合するスクリューホール付き個体も存在する）。現行モデルでは幾分改良されたようだが、初期型では釜駆動プラスチックギアが早期に経年劣化して割れ、数年でほぼ確実に縫製不可能状態に陥るのは有名な欠点である。ギアの交換は面倒だそうで、リペアショップによっては、このモデルの修理を断る場合もあるようだ。　このように完璧な機種ではないが、この価格帯で買える家庭用ミシンとしてはベストバイの１つであると思われる。

qualis59 4
今までのものより掘りやすくなった。ただしらせん部分以上に掘ると引っ張り上げることができない。ほどほどの深さで繰り返すことが必要だ。

Asahi 1
この加湿器は二段構造になっており、上の段に水を溜め、下の段に水を送って蒸気を作って加湿していると思うのだが、下の段に水が溜まりすぎると動かなくなる。このような設計でありながら上段と下段を分けている弁(水が一気に流れ込まないための)の作りがあまりに簡素でしばらく放置しているとすぐに下段の水が増えすぎて動かなくなってしまう。3日に一回コードを外して本体ごと水を捨てる手間が気にならない人はどうぞと言うしかないが私は返品した。