Matthew 3 FireHD8(第6世代)、FireHD10(第7世代)、そしてこのFireHD10(第11世代)と、3代に亙ってこのメーカの同じカバーを使っています。素材や縫製などは全く同じで安定した品質ですが、2019年に購入したものと、決定的な違いがありました。商品ページにも記載がありますが、以前のモデルと内側のカメラレンズの位置が変更になった影響で、カバーの開き方向が左右逆になっていることです。このレビューを書いている、2021年6月26日時点の商品説明には、カバーを開いた状態で、ストラップに左の手のひらを通して使用している画像が掲載されていますが、このカバーを使う限り、この状態だとFireHDが逆さまになります。もちろん、センサーにより画面の方向を自動で回転させることで、この状態でも基本的には使用可能ですが、その場合は電源や音量ボタン、マイクや各種コネクタが下に来ることになります。また、上下方向を決め打ちで作られている、いわいる行儀の悪いアプリの場合は、表示が逆さまになります。ちなみに、上下逆にセットすることは不可能ではありませんが、その場合には電源ボタン、マイク、そしてUSBコネクタがカバーで隠れてしまいます。マグネットの位置が合わないので、カバーを開けても電源は入りませんし、肝心な電源ボタンはカバーで隠れて操作できません。さらに、流石に外部カメラが塞がれたり、充電コネクタがカバーで隠れるとなると、かなり不便と言わざるを得ません。細かいところでは、以前は開くカバーの折り返し部分の辺から本体を入れるようになっていましたが、この商品では短径の電源ボタンとは逆の辺から入れるようになっています。それから、ペンホルダのゴムが以前のものに比べて短く、キツめです。2年間毎日持ち歩いて使っていた第7世代用のカバーは、ほつれやヒビなどの目立った傷もなく、とても丈夫で安心できる品質でした。この製品も同等であることを期待します。