エンゲルマントウヒ 種子50粒 Engelmann spruce 50 seeds
・学名 Picea engelmannii
・米国から直輸入(輸入時期 2022年3月)。2021年産種子
・エゾマツなどと同じトウヒ属の樹木。北米大陸西部の海岸沿いの山地とロッキー山脈に自生します。直立する幹に短く下垂する枝が密につき、スリムな円錐樹形になります。針葉は灰色がかった青緑色で、先端はとがりますが、コロラドトウヒ(プンゲンストウヒ)などと比べると柔らかく、素手で触ってもあまり痛くありません。
・学名(種小名)、英名および和名は、19世紀の医師で植物学者のジョージ・エンゲルマン(George Engelmann)に因みます。他にマウンテン・スプルース<Mountain spruce>の英名があります。
エンゲルマントウヒはカナダのアルバータ州とブリティッシュコロンビア州および米国北西部各州の標高1000~3500mの山岳地帯に自生するマツ科トウヒ属の常緑性針葉樹です。
樹高は通常20~40m、最大で65mに達します。
主幹は直上、枝は下垂し、狭円錐形の樹冠を形成します。老木では円筒形となります。
樹皮は赤褐色で、ときにやや紫色を帯び、うろこ状にひび割れます。
針葉は長さ1.5~3cmと短く、断面は四角形で、先端はとがります。
葉色は灰青緑色です。
材は林業資源として重要で、製紙や建築として用いられるほか、高地でゆっくり成長したものは、緻密な材質を生かして楽器製造に用いられます。
種子は一昼夜の吸水後に蒔いてください。休眠打破のための低温湿潤貯蔵は必要ありません(ただし4週間程度の低温湿潤貯蔵が発芽率の向上に有効との記述も見られます)。
<かんたんな低温湿潤貯蔵の方法>
1.吸水後の種子を湿らせたガーゼやキッチンペーパーなどで包み、チャック付ポリ袋へ封入します。
2.冷蔵庫へ入れ、5℃以下で管理します(ただし凍結は不可)。
※貯蔵中に種子が乾燥しないよう注意してください。
<栽培のポイント>
陽光と冷涼な気候、適湿な土壌を好みます。
以下は、仕入れ元からの提供情報です。
<収穫年>
2021年
<収穫地>
米国コロラド州リオ・グランデ国有林
<発芽率>
90%以上
<低温湿潤処理の期間>
不要
エンゲルマントウヒ 種子50粒 Engelmann spruce 50 seeds